第4話の3 「敵はアリス姉さん!?」
古明地さとり「さとり(無敵)へ至る完全六大理論(パーフェクトろくだいりろん)完全防御、完全攻撃、完全回避、完全成長、完全認識、完全掌握」
さとり「これを体現するために作られたものが幻想郷システム!つまり、幻想郷システムはさとりの局地に至り、無敵となるためにあるのだ。」
さとり「そして、その無敵の状態を「夢想天生」と言う!しか~し!無敵と対となる存在が現れた!彼は名は「最強」と呼ばれ、「夢想転生」と対となる「明鏡止水」を体現していた。最強対無敵の終わらないはずの物語が続く…」
射命丸文「さとりさん!!私が解説者ですよ!役をとらないでください!!…こほん…それでは!ファンタジーファイト!レディぃぃぃ…ゴー!!」
魔理沙「ここにFF(ファンタジーファイター)がいると聞いている!出てこい!!」
??「出てこい?偉くなったもんだねぇ…魔理沙!」
魔理沙「!?」
バキィ!!!!
魔理沙が殴られ吹き飛ばされる。
??「敵陣のど真ん中で不用意なもんだな」
魔理沙「ず、ずるいよ!」
超絶美少女の顔がそこにはあった…いや…
魔理沙「アリス姉さん!!」
そこには変態タイツの少女がいた。
アリス「まりさ、私はアリス姉さんではない。そして、お前は大会を降りろ」
魔理沙「…」
アリス「おまえが望んでいることは、こんなことをしなくても手に入る。それはお前が一番わかっているはずだ」
魔理沙「だけど…だけど…でも、しかし!だから!おれは!まけられないんだああ!」
アリス「変わっていない。変われていない!変わらない!!!だから!!!!!私がお前を止める!魔理沙ぁあああ!」
魔理沙「アリス姉さん!!!私は姉さんも超える!!!!はぁあああああああああああああああ!!!」
魔理沙の目が黄金に輝き、周囲に金色の揺らぎがうっすらと湧き立つ。そして、魔理沙の金髪が黄金に輝き始めた。
アリス「魔理沙!あなたが私に勝つためには、東方不敗マスターファンタジーの明鏡止水の域まで高めなければならないぞ!!」
しゅぱぱぱぱぱ!バッキーン!!!ばばっばbっばbbbbっばっばばばばっば!!!
魔理沙「はああああああああ!」
アリス「足りないぞ!魔理沙ぁああああ!!こうだぁ!!!」
アリスの全身が黄金に輝き始める。そして、光のうねりが全身から高速で放たれ、右手に集約していく。
アリス「私の最大技!魔光デヴィリーライトレイ!!!!!最高の技!最大の技!全ての技は究極まで洗練させれば!全てが同じ技に集約される!!!技名が違っても!目的が違っても!経路が違っても!最後の最後は!一つの技に集約するのだ!!!」
魔理沙「…」
アリス「東方不敗も鬼も巫女も大妖怪も!全てが一つの到達点へ至る!東方不敗は楼観白楼拳と言っている技だ!!」
魔理沙「全ては一つに集約…いきます!アリス姉さん!!!」
文「魔理沙選手の右手も黄金に輝き始めましたぁあ!!!!大気が震えています!!!!!」
アリス「魔光デヴィリーライトレイ!」
魔理沙「魔光デヴィリーライトレイ!!」
文「魔理沙選手とアリスが激しくぶつかり合い!高速空中戦が繰り広げられています!少しだけ魔理沙選手の光が縮んできている気がします」
アリス「私の技では私の方が一日の長があるようね」
魔理沙「ならば!!!流派!東方不敗!!!魔光デヴィリーライトレイ拳!!!!!!!!!!!!」
アリス「なッ…クッ…咒詛【蓬莱人形(ホウライニンギョウ)】!!」
魔理沙「魔光デヴィリーライトレイ拳…ツインフィスト!!!!!!!」
アリス「…」
バーーーーン!!!!!
文「大☆爆☆発!!!…爆煙から人影が!!!落ちてきます!」
ドーーン…
アリス「文…」
文「アリスです!アリスさんが一人!立ってい…」
ズドーン!!!!と、霧雨魔理沙が両足で地面をしっかり捉えて着地した。
魔理沙「アリス姉さん。ありがとう」
文「魔理沙選手も立っています!!まだ勝負が続くのかぁ!!?…あれ?アリスさんは?」
翠香「文、もうアリス姉さんは帰ったみたいだよ」
ルーミア「お腹減ったぁアヤ」
やちえは目をキラキラさせて魔理沙にタオルを持って走り寄っていた。
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