第3話の閑話休題「幻想郷の現実1」

??「両手で腰に構える。両手で腰に構える。両手で腰に構える。うわああああ!」

ガシ!

まりさ「…おまえ、ヤメとけ」

こども「はなせ!オレは、あいつを殺すんだああ!はなせ!両手で腰に構える!両手で構える!うわああああ!」

まりさ「落ち着け、そんなナイフじゃあいつに傷一つつけられねえよ。」

こども「…!?」

まりさ「命を無駄にするな…」

ルーミア「そいつ、食って良いか?まりさ」

こども「食いたいなら食え!化け物どもめ!ぼくの…オレの母さんや父さんを殺したように!殺したいなら殺しやがれ!」

まりさ「…うるせぇ…」

どかッ!

まりさ「…いてぇか?」

こども「…!?」

どかッ!

まりさ「…いてぇか?」

こども「…ぃたぃ…」

まりさ「いきてぇか!?」

こども「…!?」

まりさ「生きてぇだろ?…」

こども「…はい…生きたい…です…」

まりさ「お前は、生きてる。そして、お前を慕って頼ってくれるやつがいるんだろ?」

るー「こいつ、そいつの子供か?喰ってもいい?」

あや「いや、どう見ても妹くらいの歳でしょう…」

おに「そうか…じゃあ、そいつが死んだら、こいつは生きていくのは大変だろうな…」

妹「…おにちゃん…」

るー「どっちかだけでも喰べいいかー?」

こども「やめろぉ…」

まりさ「…生きてぇだろ…」

こども「…生きたい…」

まりさ「すいか、頼むこいつらを人里まで送ってやってくれ。森近霖之助ってやつのところだ。魔理沙が頼むって言ってたって言えば、酒くらいは出してくれるはずだ…」

おに「貸し1だぞ…まりさ」

るー「たべちゃお♫たべちゃお♫」

おに「ルーミア、こんな混ざりもん食べちゃあダメだぞ!」

るー「そうなのかー…美味そうなのに…」

おに「ルーも来い!暇だろ?森近ってやつのところで酒をたかろうぜ!」

るー「わかったのだー!酒よりも食い物をもらおう!」

まりさ「霖之助…後は頼んだ…香霖堂を今度、宣伝してやるからな…たぶん」

あや「あやや?今のはなんだったんだ?まあいっか!多分、食料のためにつれさられた家族の生き残りだったのでしょう。幻想郷には、神隠しが多く発生しますので、皆さんも人里から離れるのは注意してくださいね!射命丸文ちゃんとの約束だぞ!」

戻る 第2話「倒せ!魔神トータスドラゴン」

幻想武闘伝TOP

こぶし ぱんち

kobushipannchi.com

拳パンチと申します。 投稿については拙いものですが、読んで見ていただければ幸いです。 できれば、お友達にも紹介してくださいね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です